Profile
安部秀弘
国立新潟大学歯学部卒業

日本口腔筋機能療法学会学会員

アメリカ筋機能科学応用学会学会員
AAMS(ACADEMY OF APPLIED MYOFUNCTIONAL SCIENCES)affiliate membership

<自己紹介>
生まれは石巻です。
多くの方が震災をイメージされると思いますが、実際実家も津波に飲まれました。
弟と母が実家に住んで暮らしていましたが、九死に一生を得て命は助かりました。
震災後初めて地元に戻った時の悲惨さは今でも忘れられません。

高校生までは石巻で暮らしていました。
普通のサラリーマンの家庭で歯医者になるような家柄とは無縁でした。
自分が何者なのか、何者になるのか、少年期はとても悩みました。
最初は美術系を目指してみたり、その後建築デザイン、生物関係など進路を二転三転させて、気が付くと大学受験を2度失敗して二浪していました。
この時期は挫折を繰り返し、そして将来への不安で一杯になっていました。

この頃予備校で知り合った女の子と付き合い始め、この子に堂々とプロポーズできる人間になりたいと思い、進路を国立医学部に定め猛勉強を開始しました。
親族からは国立の医学部なんて夢を見ずに身分相応の所を受験するように色々言われましたが、逆に反発して「やって見せる」と思いました。
すると不思議と成績が上がり、全国統一模試で成績優秀者リストに載るほどになりましたが、付き合った女の子には秋には振られ、失望のあまり予備校を辞めてしまいました。

腑抜けのようになって惰性でセンター試験を受けましたが、国語の点数が悲惨で、初日自己採点をしながら涙がボロボロこぼれ落ちました。

結局センター試験で目標を達成できずに国立医学部を断念、国立新潟大学歯学部を受験してなんとか合格する事ができました。

しかし医学部にいけなかった思いによって、歯医者という立場に常に負い目を感じていました。

最初は仕事を覚え習得していくことで精一杯でした。
ある程度仕事がしっかりできるようになり、多くの患者さんを見るようになって、一度しっかり治療した歯がまた虫歯になったり、結局毎年歯がグラグラになってなすすべなく、入れ歯になって行く人に遭遇し、予防の大切さを強く感じました。

その後、医院全体として予防に取り組み、しっかり治療して、しっかり予防する事でその患者さんが健康を獲得し、物を食べる喜びを維持していく様をまざまざと確認できました。

現在20年以上も医院を信頼してメンテナンスで通っている患者さんも相当数に上り、生き物にとって最も重要な「食」を守る職業として現在は歯医者の仕事に遣り甲斐と誇りを持って診療しています。

そして更に、小児の摂食嚥下、口呼吸による睡眠障害による全身への影響、訪問診療による摂食嚥下リハビリテーションなど、更に「食」というテーマを深く考えて行こうと活動しています。